1-1.進化論の偽りと創造論-緒論

第1章 進化論の矛盾

1-1.進化論の偽りと創造論-緒論

初めに、神が天と地を創造した。・・・そのとき、神が「光よ。あれ。」と仰せられた。すると光ができた。・・・そして神は、「われわれに似るように、われわれのかたちに、人を造ろう。そして彼らに、海の魚、空の鳥、家畜、地のすべてのもの、地をはうすべてのものを支配させよう。」と仰せられた。神はこのように、人をご自身のかたちに創造された。・・・そのようにして神はお造りになったすべてのものをご覧になった。見よ。それは非常によかった。こうして夕があり、朝があった。第六日。こうして、天と地とそのすべての万象が完成された。(創世記1:1, 3, 26-27, 31, 2:1)

あなたのいのちは、目的もなく偶然の積み重ねによって、猿のような獣から発生したのでしょうか?人のいのちは何の意義・目的もなく偶然に生じたものだから、つまらないものなのでしょうか?

十九世紀半ば、ダーウィンは似通った動物を比較研究して、「生命体は少しずつ変化して、弱い生物は滅び、環境に適合する強い生物が生き残った結果、下等な生物から高等な生物へと進化した」という仮説を発表しました。その後、世紀を越えて、多くの研究者が数多くの化石などを調べて進化を証明しようと試みました。しかし、進化の証拠として一時期信じられた多くのものが、間違いであったり、空想の産物であったり、捏造であったりしました。「今以て進化を裏付ける証拠はない」と、真面目な進化論研究者は述べています。

にもかかわらず、「進化は証明済みの科学的事実である」と一般社会では信じられているのです。単細胞からスタートし、遂に人間にまで進化したのは「30億年という想像を絶する長い時間をかけて」という魔法の言葉により、人々の思考能力は鈍くなり、仮説を事実であると勘違いしてしまったのです。ウマの「進化」の図は、証拠が無いのに教科書の中でだけ存在させた人間の創作でした。サルから人への「進化」の図も誤りでした。豚の骨の化石を人の祖先の化石であると偽ったり、オランウータンの骨を削って人の骨とつなぎ合わせて人の祖先であると偽ったりしました。「アメーバーのようなものから出発し猿に至り、遂に人間になったのだ」と言って、人間の尊厳を踏みにじる結果を招きました。ですが、進化論に証拠は無いのです。

さて聖書には、全知全能の創造主の叡智により、目的を持って、この唯一神ご自身のみ姿に似せて人間は創造されたこと、そして人のいのちは大切なもの・価値あるものであることが書かれています。
このミニ講義では今後、進化論の誤りについて少しずつ分かり易く説明していきます。又、宇宙・地球、地球上のいのちの創造について、そして、人間のいのちの尊さ、大切さについて、聖書に基づいて説明いたします。