創造主に出会って ~第三章~

創造主に出会って ~第三章~

学生時代

私は、体育は出来なかったけれども、勉強は普通に授業を受けるだけで大丈夫でした。

二年生の時、半年以上登校しなかったのですが、進級させてもらえて、それなりについて行けたようです。

中学の時も、授業だけ真面目に出ておりましたが、家庭学習の習慣は無く、テストの時も勉強しませんでした。ただ、いつも家事が重荷でした。母に気に入られるようには出来なかったので、叱られてばかり・・

進学の希望は、特になかったのですが、一応進学校と言われている公立高校に入りました。家庭学習の習慣が無かった私は、高校に入った途端に授業について行けなくなり、劣等感の虜になってしまいました。自分に価値があるとは思えませんでした。

母は、おしゃれで外見を飾る事に興味がありましたが、それに対して私は、反抗心を持っていました。それまでの私は、せめて勉強は出来ると思っていたのに、全然出来ない。

外見より中身が大切と思っていたのに、中身も無い!かと言って、勉強する気にはなれない。私は、自分を蔑み、責め続ける日々でした。私の学生時代は、ブルーでした。

進路を決める時、看護学校を受験しよう!と迷わず思いました。

それは、入院時に頼りにしたのが看護婦さんたちだったからです。彼らのようになりたい!人々のお役に立てる仕事をしたいという思いで受験を決めました。

それで、受験に必要な書類を集めたのですが、その中に健康診断書が必要でした。そのために、病院に行ったところ、「学校へ行くどころか、入院が必要かもしれない。」と言われたのです。それでも、京都大学医学部附属看護学校に入学許可されました。

【続きます】

濱本 章子 副牧師