創造主に出会って ~第六章~

創造主に出会って ~第六章~

心の葛藤

 罪人という言葉は、受け入れられなくても、自分に責められる点が色々あることは、事実でした。私は、子供の頃の入院経験から、優しくて思いやりのある看護婦になりたいと思って、看護学校に入ったのに、勉強が嫌い!実習も、しんどい事が多くて嫌い!でも、お喋りは好きなので、やるべき事をやらないで、お喋りで時間を潰して先生に叱られる。これって罪なの?そんなの人間だもの・・・色々あるのは仕方がないのでは?

 私は、母に対して表面は、良い子ぶっていたけれども、心の中では批判が一杯!友人たちの中には、お母さん大好きな人が多いけれども、正直、私はそうではない。

母は、支配的。従わないとヒステリーを起こす。だから私は、自分を守るために従うふりをする。それでも、いつもかも叱られてばかり。

 寮生活が始まって、母の支配から逃れられた時は、ほっとした。授業料も寮費も無料だったので、必要はアルバイトで賄い、自立した。心では不満一杯なのに、表面だけ取り繕っている表裏のある自分の性格は嫌い!これって罪?大袈裟過ぎるのでは?色々考えているうちに、どんどん混乱してきて・・・眠ろうと思っても眠れない。うつうつすると、悪夢を見る。おかしい!精神科受診?でも、私のプライドは、許さない。それなら混乱の源となった教会に行くべきか?アヘンでも、この苦痛から救ってくれるなら良いのでは?そんな思いで揺れていました。

 この状態をこれ以上長引かせると危ない。決断の時です。

【続きます】

濱本 章子 副牧師